1→10から10→100フェーズへ。事業拡大を牽引した開発現場を振り返る。#エンジニアインタビュー
こんにちは!ほみログ編集部のokamiです。
今回のエンジニアインタビューでは池見さんと、穐田さんに昨年度の1年を振り返っていただきました!
これまでの経歴と、現在の業務内容について教えてください
池見:前職は医療系のスタートアップにいました。
トップダウンな社風ではなく、自分で仕様設計から実装までを一貫して経験できる環境を探していて、homieではそれが叶いそうだなと思い入社しました。
現在はプロダクト部門の改善チームのリーダーとして、メンバーのマネジメント、機能の仕様設計、タスクの振り分けや管理を行っています。あとはセールスやカスタマーサクセスなど他部署との窓口や調整等も行っています。
穐田:前職は人材系サービスの開発をしてました。
今は池見さんと同じく、改善チームでHOTLEADのクライアント用画面とカスタマーサクセス用画面への機能追加や、新しいクライアントの設定周りをメインで行っています。
※2024年4月3日現在、2名とも改善チームから基盤チームへ異動しています。今回のインタビューは改善チーム時代の振り返りになります。
一緒のチームだからこそ見える、お互いのリスペクトしている部分を教えてください。
穐田:池見さんは僕よりも早く入社していて、プロダクトにも初期から関わっているので、プロダクトへの愛をすごく感じますね。slackの自己紹介に『俺達がHOTLEADだ』って書いてるぐらいですし(笑)(画像参照)ただ愛があるだけではなくて、それ故にプロダクトへの責任感の強さや視野の広さを尊敬しております。
池見:他にはどうですか?
穐田:(笑)(笑)
一見寡黙に見えて、こういうユーモアを挟んでくれるところもいいですよね。
ただ寡黙なだけだと打ち合わせの時しんどくなってしまうこともあると思いますが、ユーモアを入れてくれるので、みんなが笑顔で楽しく打ち合わせができます。
池見:僕もそう思います。
穐田さんは・・・仕事が速いところですかね?
メールを取り込む作業があって、メールのテンプレートと実際のメールの内容がズレたりすると取り込めなくなるんですが、そういう突然の修正依頼にも穐田さんは素早く対応してくれます。
また、クローリング機能の修正などがなかなか難しいんですよね。そういった機能でさえも穐田さんは数日でパッと修正してくれるので、もうすごくプロフェッショナルなんです。僕を超越しています。
その他にも難しいエラーにも諦めずに対応していただけるので、根性がある方だなと思っています。
穐田:そうですね。気持ちで仕事してます笑。
ここ1年のチームでのハイライトと、ぶつかった壁はありましたか?
池見:改善できたという意味でのハイライトは、アラートや問い合わせ対応を当番制にしたことですかね。例えばこれまでは、他チームからの問い合わせやバグ修正依頼などの予定にはなかったタスクは、その時に気づいた人が対応するという体制だったため、放置されてしまうことが度々ありました。
そういうことを改善するために、チームとしてアラートや問い合わせの対応を当番制にすることで、誰が対応するべきか役割が明確になり、ボールが浮かないようになった点はチームとして成長したかなと思います。
壁でいうと、他部署との関わり方ですかね。
他部署からの依頼がメンバー個人に直接来ていたために、自分のタスクよりも優先して対応することで工数を取られてしまい、チームとして本来やるべきタスクが遅れたり、消化しきれない傾向にありました。
それもルールを作って、1つの問い合わせに対して2時間までは対応して良いというルールを決めて、それ以上時間がかかるようであればリーダーに報告するようにしました。その甲斐あって現在は改善しつつあるかなという状況です。
穐田:この一年で、改善チームの連携が強くなって、みんなオーナーシップを持って仕事をできるようになったと感じています。
以前ももちろん連携はできていましたが、これまでは主にリーダーがルールを決めてくれていました。
今では「こういう問題が発生したから、次発生しないようにするにはどうしたらいい?」みたいな話をメンバー同士でするようになって、自分たちでルール作りをしたり、レビューも少しずつ行うようになりました。
そういった意味でメンバー同士の連携や、各々がオーナーシップを持って仕事をしている感覚がより強くなったと感じます。
チームの結束力が強まった1年だったんですね。個人としてはこの1年いかがでしたか?
池見:個人的なハイライトは、「今まで使ったことのない技術を技術調査から行って、プロダクトにうまく取り入れる」という能力が八割ぐらいは身についたと感じる点です。
あとはメンバーのマネジメントにも挑戦した1年でした。隔週で1on1を行ったり、様々なマネジメントの本を読んでみたのですが、結局はその人にあったマネジメントが必要になるので、その点はすごく難しさを感じました。
穐田:個人としては、HOTLEADが10→100のフェーズに入ってきて、ありがたいことに利用者数やデータ数が増えてきたために、今までは出会わなかったエラーと出会うようになってきたことに難しさを感じた1年でした。
そういう時に調べたり、解決することが難しいこともあるので、HOTLEADの拡大という点では嬉しい反面プロダクトとしては難しい部分ではあるなという感じですね。
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フェーズが変わって事業がますます拡大したが故に変化が大きい一年だったんですね。事業の拡大にともなって、お2人がプロダクト全体に感じている課題はありますか?
池見:プロダクト全体で言うと2つあります。1つ目の課題は、反響数が増えてきたことでエラーなどの検知が難しくなってきて、エラーが起きた時の影響範囲が大きいという点があります。
2つ目は、HOTLEADの歴史ももうすぐ4年と長くなってきていて、新しく入ってきたメンバーにシステムの設計思想を全部伝えきれておらず、昔からいるメンバーしかプロダクトの歴史を知らないという状況になっていることです。
特に2つ目に関しては、プロダクトの歴史を知らないとプロダクトが誤った方向に行ってしまうこともあるので、新しいメンバーにも上手く伝えていきたいなと思っています。ただ一方で難しさも感じています。
仕様書を作って「これ読んでおいてね」という形にできなくもありませんが、それだけではその機能をなぜ作るに至ったのかという経緯が抜け落ちてしまいます。結局その経緯を知らないとプロダクトに込められている設計思想は見えてこないので、どう伝えていくべきなのかと悩んでいるところです。
穐田:ユーザーが増えてきたので、エラーが起きた時に検知しづらいというのは同感です。例えば、ユーザー全員に同じエラーが起きていれば共通のエラーなので分かりやすいのですが、一部のユーザーや一部のクライアントでしか起きてないエラーがあった場合には見つけづらいですし、報告が上がってこないとそもそも気付けないこともあります。
サービスに支障があるエラーはすぐに検知できるように今のうちから整備して、今後の拡大に備えたいですね。
チームとしてはどうでしょうか?今感じている課題はありますか?
池見:チーム単位でいうと、他部署からの問い合わせが多いというところです。問い合わせにも二種類あって、ただの質問と、エラーの調査依頼があります。
後者に関しては、現状はエラーが起こると「予期せぬエラーが発生しました」という不十分な文言だけが画面に表示され、原因調査に時間が取られてしまっています。まずはエラーを調査しやすくして、解決までにかかる時間を減らしていこうと思っています。
あとは対応の優先順位をちゃんと決めていくというのも今後の課題ですかね。
穐田:先ほどの池見さんのプロダクトの歴史の話と繋がりますが、HOTLEADはどちらかといえば機能が多いサービスで、中には説明がないと分からないような複雑な機能もあります。
新しいメンバーや、セールス、カスタマーサクセスなど他チームのメンバーへ説明するための仕様書を今は少しずつ書き足してる状況です。今後新しいメンバーを受け入れやすくするためにも、ドキュメントの整備をしておくことが大事だと思っています。
最後に、個人としてこれから挑戦したいことを教えてください!
池見:HOTLEADの技術しか知らない人になりかけているので笑、新しい技術も習得していきたいなと個人的には思っております。
穐田:今後さらにプロダクトの規模が大きくなってくると、規模が大きくなったからこそ起こるエラーだったり、使いづらさや開発のしづらさも出てくると思うんですね。
例えば、システムの規模が大きくなってデータ量がすごく増えると、APIのレスポンスがめちゃくちゃ遅くなったり、パフォーマンスがすごく悪くなることも起こり得ると思うんです。
そのようなタイミングで、どこをどう調査すれば良いのか判断して、より大規模なシステムでも開発できる技術を身につけたいと思っています。
また、人が増えて、いろんな人がコードを触るようになると様々な不便が起きることが予想されるので、そういうところを整備して、開発体験を良くしていくことをしていきたいです。
池見さん、穐田さんありがとうございました!
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