1年後の今日をリアルにイメージするシナリオビジョンプランニング
新年、あけましておめでとうございます。
homie株式会社の不動産営業DXおじさんこときのしたです。
2022年も、homieが掲げる”Sales to Consulting"の実現に向けて、皆様に少しでも気づきを与えられるように発信を続けて参ります。今年もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
メンバーの会社に対する想いをきちんと理解すること
さて。”一年の計は元旦にあり”と言いますが、皆様は今年1年の計画を立てられましたか?
homieでは、年末最終日の納会で「来年の納会の時にどんな状態だったらワクワクする?」「その時の2022年のスローガンは?」というワークショップを行いました。
このワークショップ、アウトプットに加えて、アウトプットに行き着くまでの過程がものすごく大事です。なぜなら、メンバーが思っていること、大事にしていることが発言として出てくるからです。
実際に、1時間という限られた時間の中でも、”仕事でワクワクする瞬間”、”homieにいてよかったと思える瞬間”、”homieってこんな会社であって欲しい”、”ここは変わらないで欲しい”、”こんなhomieは嫌だ!”など、実際にメンバーが仕事をしている中で感じていることが出てきました。
そして、メンバー同士が同じように思っていることに共感したり、他のメンバーが言語化したことで初めて認識することがあったりと、非常に濃密な時間でした。
その会社にとっての最適な組織のあり方は、成長と共に変わっていきます。ただし、変わっていくものと、変えてはならないものをきちんと理解しておく必要があります。やはり、「大事なのは、変わっていくことであり、変わらずにいること」です(by 槇原敬之)。
現在40名の弊社も、1年後には(おそらく)60名近くになっているはずです。新しいメンバーが増えていく中でも、メンバーが求めていることと、経営陣が考えていること、組織の実態がズレていないかの確認とチューニングの大切さを改めて実感したワークショップでした。
状態目標を高い解像度でイメージすること
ここで大事なのは、”数値目標だけにしない”ということです。
「年収1,000万円!」という数値目標を置いた時に、「過酷な労働環境や死と隣り合わせの職場」はイメージしていないでしょうし、「好きなことだけやってお気楽に1年中過ごしている状態」はありえません。
1,000万円という年収を達成するためには、何らかの状態をクリアしていなければなりません。転職しているのか、昇格・昇進しているのか・・・。そこまでイメージができなければ、行動に移せません。つまり、数値目標だけだと、”具体的に何をどうやるの?”のプロセスが見えないのです。
だからこそ、”状態目標を解像度高くイメージすること”が重要であり、homieのワークショップのテーマを、”2022年の納会の時にどんな状態だったらワクワクする?”とした理由はそこにあります。
参考にしたのは、リクルートの名物研修”志誠塾(しせいじゅく)”です。社会人6年目、30歳を迎える年に同期数人が集めまり、佐島マリーナで1泊2日で行われる研修です。
2日間の研修を通して、物事の見方・捉え方の重要性を体感し、自分がいままでの人生を振り返り、自分がありたい姿を紐解いていきます。そして、未来を変えるために自分が主体的に行動に移せる状態を作っていく。というセッションだったと記憶しています(違ったらすみません)。
その中で、私が最も記憶に残っているのが、「シナリオビジョンプランニング」という、1年後の今日の楽観シナリオを小説のようにありありと書くというものです。
やることなすことうまくいく形で楽観シナリオを描く
それまでのセッションで、自分がどんな時にテンションが上がるのか、どうありたいのか、何を目的に生きてきたのか、がある程度整理できている状態で、現実的かつ理想に近い楽観的な1年後を考えるので、かなりリアルに想像ができるようになります。
朝何時に起きて、どんなルーティーンをして会社に行くのか?会社に行ったらどんな1日が待っているのか?どんな1日を過ごして家に帰るのか?家に帰った時の情景は?家で何をして過ごす?何時に眠りにつく?
これが想像できると、いま自分に足りないことが見えてきます。そして、やらなければならないことが見えてきます。自分が達成したいことや成し遂げたいことも見えてくる。
その上で、”今”に戻るのです。今から何をやるのか、明日何をやるのか、1週間後、1ヶ月後・・・・。1年後の理想の状態を考えた上で、それを実現するために、”今”できることを確実に実行していくという流れです。
目の前のお客様とどういう関係になっていたいのかでも、キックオフや表彰式のスピーチで話している内容をイメージしても良い訳です。とにかく、数値ではなく”状態”を具体的にイメージし、行動に落とし込み、実行する。これを繰り返すことで、目標達成確率は格段に上がります。
おそらく、言葉にすることで意識がそちらに向き、それが行動を少しずつ変えていたのだと思います。この話は、先日書いた、目標と有言実行の話とも近いかもしれません。
1年の初めに「来年どんな年明けを迎えているか?」を想像してみてはいかがでしょうか?きっと今年の仕事への向き合い方が変わるはずです。