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【エンジニア勉強会レポート】 情報源の性質とトレードオフ / 放送技術とインターネット配信

とてもお久しぶりです。
プロダクト執行役員の片田です。

前回のエンジニアブログから一年以上経ちました。
エンジニアブログを今後は(今度こそは)定期的にアップデートしていきたいと思います。

今回の記事は先日行ったエンジニア勉強会の内容とその様子についてです。
エンジニア勉強会はhomieのエンジニアが集まって、隔月で一時間ほど行っている技術主体の発表会となっており、取り組んでいる技術や触ってみた技術の社内共有をすることを目的としています。
たまに非エンジニアも参加してくれることはありますが、「参加したけどよくわかんなかった」と言われることが非常に多いので、呪文を聴きにくる感覚で参加するをお勧めしています。

それではさっそく本題です。
今回は弊社エンジニアの大澤と木村の2名が発表をしてくれました。
大澤は技術について調べる際の情報源(例:Qiita、書籍)の特性とそれぞれのメリット・デメリットについて、
木村は今までの本人の経歴についてと放送技術についてLTで発表をしてくれました。(発表内容は非公開)



「情報源の性質とトレードオフ」  By 大澤

勉強会の2回に1回は登壇してくれる弊社分析チームリーダーのおやぶんこと大澤は、今回も何やら哲学的で渋い内容の発表をしてくれました。

エンジニアの皆さんは開発してる中で行き詰まった時や何かを調べたい時に、盲目的にGoogle検索やQiitaなどで技術記事を読み漁ってはいないでしょうか?
もしかしたら最近では、ChatGPTなどで調べている方もいるかもしれません。

Google検索やQiitaってすぐ検索できてとても便利ですよね。
私自身も当たり前のように毎日使いますし、 便利な時代に生まれて本当に良かったと感じています。
しかし一度立ち止まって考えてみると、匿名の人物が書いたウェブに転がっている技術記事はすぐに検索できる一方、一般的に信頼性が低いことも事実です。

であれば、「調べ物をしたいときに、盲目的にGoogle検索やQiitaを読み漁る」という行為は大きな間違いであることがわかります。

情報源の性質とトレードオフ - ナルディンの鍵

例えば、「ChatGPTにエンジニアの募集要項を出力させるプロンプト」を調べる場合であれば、Googleの検索結果に出てきた内容をすぐに自分で試すことができるので、信頼性の低い情報源をあたることに大きな問題はありません。
一方で、「GPTモデルの学習の仕組み」などの理論的に高度な内容を調べたい場合は、信頼性の低い情報源では問題となります。匿名の人間が書いた出典の明記されていないWEB記事よりも、専門家が書いた書籍や論文を調べる方が正確性の面で適切だといえます。
(ただし、信頼性の高い情報を理解するためには、その領域の事前知識が必要となる場合があります。)

情報源の性質とトレードオフ - 計算機関連の情報源とその性質

情報源には「速報性」「信頼性」「網羅性」の性質があり、調べる内容によって向き不向きがあるということがわかります。

情報がモノをいう現代では、プロのエンジニアにとって調べる能力は必須スキルですが、情報源の性質を理解して使い分ける能力もそこに含まれています。
もちろんその他にも、読解力や構造化思考力などの複合的な能力も必要ですが、「調べる」という観点では情報源の性質を理解することが必要不可欠です。

また、発表の中では英語についても触れています。

情報源の性質とトレードオフ - 英語について

世界共通言語、計算機科学の公用語が共に英語である以上、「日本語の情報しか読まないことは、何も読んでいないに等しい」ということです。
言われてみれば、確かにそうですね。
公式ドキュメントなどの一次情報も英語が多いですし、論文も英語が非常に多くなっていますよね。

以上をまとめると「調べるときは、情報源の性質とトレードオフを理解し、できる限り英語で一次情報を調べるべし」ということです。

情報源の性質とトレードオフ - まとめ

「日本人なんだから英語わかんねーよ!」という声が聞こえてきそうですが、少し大変でも普段から英語で調べる訓練をすることが大事だそうです。
テクニカルターム(専門用語)を覚えてしまえば、英語を聞いたり話せたりしなくても、意外に英語の技術記事が読めているエンジニアも多くいる印象ありませんか?

大澤の発表はいかがでしたでしょうか?
普段、盲目的に行なっている「調べる」という行為一つとっても、ベターな方法が存在することがわかりますね。
今回の記事が皆さんのエンジニアリングへの向き合い方のヒントになると嬉しいです。

そして、最後に…
「でもこの記事さ、謎の人物が書いたnoteの記事だし、発表を元にした二次情報だから信頼性が低くない?」って思ったあなた、大正解です。
ご連絡お待ちしております。


「放送技術とインターネット配信」 By 木村

5月に入社を決めてくれた、新規基盤チームリーダーのキム兄こと木村ですが、自己紹介も兼ねてLTで発表をしてくれました。(LTと言いつつ一時間くらい発表してくれました)

今回の内容については、本人の経歴を世間に晒してしまう形になるので、一部かいつまんで書かせていただくと共に勉強会の雰囲気もご紹介したいと思います。

弊社のフリースペースにはバーカウンターがあるので、勉強会をやるときは参加者がそこに集まって発表を聞く形になっています。
キム兄の発表は19時(定時)を回っていたので、お寿司とお酒をつまみながら聞く形式になりました。
築地なので、色々なお寿司屋さんがあるにも関わらず、ほぼ毎回オフィスの近くにあるちよだ鮨にお世話になってます。

勉強会の様子①
勉強会の様子②

エンジニアのみんなは真剣に発表を聞いてますが、社長は多分話がわかっていないので、いじけて携帯いじってますね。

キム兄は前職が某テレビ局に所属していたこともあり、その時の放送技術について概要を話してくれました。興味深かったのは、テレビで放送しているものをネットにも配信する「ライブ配信」についてです。
ライブ配信は、古から使われているオンプレのテレビ放送システムと最新のクラウドシステムを技術的に繋ぎこみ、配信のオペレーションを放送のオペレーションと合わる必要があるそうです。
そのため、技術面でもオペレーション面でも「いろいろ大変…。」だそうです。
(詳細な内容は本記事では非公開です)

新しくジョインしてくれた人にはぜひ今後もLTしてもらいたいですね!


おわりに

いかがでしたでしょうか。
今回は一年以上ぶりのエンジニアブログでした。

弊社は創業から4年目となり、エンジニア組織もプロダクトも大きくアップデートしているので、今後もエンジニア組織と技術についての発信を行っていきたいと思います。

おまけ:この記事の内容が弊社ドM社長村上にバレた時の反応


homieでは新しい仲間を募集しています。
「エンジニア組織が気になる!勉強会にも参加してみたい!ドM社長をディスってみたい!」という方は是非カジュアルにお話できれば嬉しいです。